WK22 興味を持ったこと
大豆田とわ子と三人の元夫 第6話
今回は、まさに一つの幕が終わることをまざまざと描かれている。
幕が閉じるという表現はやや乱暴なのかもしれない。人生の幕が閉じるのはなくなる時であり、人生は何はともあれ続いていく。それは今回の終盤でも描いていた、1年後の生活である。
そういう意味ではステージの転換があったのが今回というべきなのだろう。転換が強引には見えたが、わざとらしさは感じなかった。それはきっと、彼女ら4人の離れ方、別れ方がなんとはなしに納得できるからであろう。
よく坂元裕二の話はながら見を許さないという。今回の話を見て、何となくわかってしまうのは、これまでの話の伏線というには野暮な、蓄積があったからであろう。
その点話をまとめるための赤ペン瀧川は、この作品にとって不釣合いとしか言いようがない。これは赤ペン瀧川のYoutubeの再生回数の伸び悩んでいることが残酷に示唆している。